「個人の価値観から世界像まで、経済活動と結びつかないものはない。問題の根源はお金にある」~エンデ~

エンデの遺言

↑ amazonのブックレビューとカスタマーレビューを読んでみましょう。

それだけでも「あれ?」と思うことがあるはずです。

 

地域通貨という概念があります。

例えば、1か月に1パーセントの割合で、価値が減る通貨。

今どきのビットコインの技術を使えば可能かも。

これをある共同体で実験的に実施してみると面白そうです。

 

予想としては

蓄財が不能になり

ものすごい勢いでお金がまわり

使ってもすぐにお金が入ってくる状況になるため

不安がなくなる。

 

でも、最も大事なのは

幸福という概念がはっきりと浮かび上がるであろうこと。

今の幸福の概念は真如。真のごとし。まやかし。

なぜなら、自然に依拠せず、人造のお金という価値に依拠しているから。

人造のしくみに振り回されて、人生が終わってしまう。

 

いくら個性だと騒いだところで

たった一つの人類共通の、人造の価値観が土台になっていることが

はっきりするのではないか。

土台が一緒なら、個性ではなく、ただの変形。

いや、奇形か。

 

逆にいえば、今のお金の在り方は、幻想を生み出す最高の道具。